派遣先も決まり、いよいよリゾートバイトで働くぞ!と意気込んで向かったものの、「ん?寮はすぐ近くって聞いてたけど、すごく遠いな」「あれ?働き出したら聞いていた条件と違うぞ?」と違和感を感じた経験はないでしょうか。
一般の企業でもあり得ることですが、聞いていた条件と違う、契約内容と違うという状況はリゾートバイトでもあります。
この記事を読めば、そんなトラブルに遭遇した場合の解決策がわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
リゾートバイトで契約が違うことはある!すぐに派遣会社へ連絡、内容次第では辞めることも可能
まずリゾートバイトに行き、契約内容と違う条件や待遇であった場合辞めることも可能です!
しかし内容によっては派遣会社が辞めていいですよ、と許可を出してくれない場合もあるため注意が必要!
リゾートバイトの派遣先が決定し、働くことになった場合、記入が必要な契約書類一式が送られてきます。
- 時給
- 残業代の有無
- 休日
- 就業時間
- 業務の内容 など
上記の項目などが労働の条件が契約書の中に記載されているので、実際リゾートバイト先にいったとき、契約書の規約と違う場合はその旨を伝えれば辞めることも可能です。
ただし、派遣会社の担当者に伝えると担当者は辞めてほしくないので、「そんなに我慢できないですか?たった数ヶ月なので働きませんか?こちらも交渉はしますので。」というようにゴネてくることがあります。(自分のせいにされるのも嫌ですしね)
まず、担当に話してみようとするのもいいですが、めんどくさいやり取りをしたくないなら直接派遣会社の本社に連絡するほうが楽です。
しかし聞いていた条件と違っても、下記のように契約書にない項目についてはすんなり辞めることが難しいです。
契約書に記載のない項目
- 寮 →個室じゃない、場所が遠い
- 食事内容 →無料じゃない、作り置きの食事
- そのほか →リゾートバイトの派遣スタッフが他にもいると聞いていたのに自分だけだった
このような条件の相違だと働く人が許容すべき範囲内として、辞めることを派遣会社に認めてもらうのが難しい可能性が高いです。しかし、どうしても納得できないから辞めたい場合は交通費は出してもらわず帰る、という条件で交渉すれば納得してくれることもあります。
聞いていた条件や待遇が違っても我慢するか、帰りの交通費を自費負担して辞めるか、どちらかを選択する必要があるわけです。
契約内容と違う!というふざけたことをしてくる派遣会社ではなく、信用できる派遣会社を知りたい人はこちらの記事で紹介しているリゾートバイト派遣会社を使ってみてください。
僕が実際に利用していて評価良し&口コミも良い感じの派遣会社を知れます。
リゾートバイトで契約と違うときの伝え方
このようにガツンと思いを伝えたいところですが、担当者も人間のため、捲し立てられたり怒りをぶつけられると、聞いていてムッとしてしまいます。
「何がどう契約と違うのか?」
「我慢して働き続けるとどのような支障が出るのか?」
担当者にもわかってもらうためには、落ち着いて状況説明ができるよう心がけるとよいです。
「耐えられない・目標が達成できないため他に移りたいです」というように、単純にわがままを言っているわけじゃないんだ、ということを論理立てて説明しましょう。
リゾートバイトであり得る契約と違うこと5つ
実際に働く前に説明された話や契約書の内容と違うことはどんなことがあるのか。
具体的な例で解説します!
休日
派遣会社が紹介してくる案件は月6日〜8日ほど休みがありますが、繁忙期や閑散期などのシーズンに休日数が左右されることもあります。
- ガッツリ稼ぎたいから月の休みは少なくてもいい→実際は暇でかなり休みが多い
- リゾートバイト先でゆっくりしたい→実際は忙しく休日数が少ない
冬のスキー場で働いた際、シーズンでそこそこ忙しいから週休2日程度とという話をされていた。実際に勤務してみると意外にも暇な日が多く、だんだんと勤務先の人に「最近暇だから明日一人休んでくれない?」とシフトに休みが多くなった。
確かに働いていて思ったより暇だな、と感じていたので仕方ないかな、と聞いていた条件よりだいぶ休日数が多くなった。生活に支障が出るほどではなかったので、派遣会社には相談せずそのまま勤務していた。
接客業にありがちなのですが「来客数によりスタッフの稼働も変動する」ことです。体験談は休日数が多くなった例なのでお金に困っていなければ、大丈夫かもしれませんが逆に休みがかなり少ない場合、人によっては体調を崩しかねません。
休日が少なくてツラい!と感じたらすぐに派遣会社に相談しましょう。
残業時間
休日同様、残業についても事前に聞いていたことと違うのはあるある。
- 稼ぎたいから残業時間が多いところを希望した →実際は残業ほぼなし
- 残業なしで体力的に余裕がある場所を希望した →現場はかなり忙しく毎日残業がある
来年留学するために月20万円を貯金を目標に毎日残業がある場所を希望した。しかし実際に働き始めると残ってやるほど仕事もなくほぼ残業なし、あっても15分、20分とか。月15万円くらいしか稼げないのでこのままでは自分の想定と違って困る旨を担当者に相談した。
派遣会社側からはすぐ他の場所に移動するのは難しいのでひとまず時給を上げますと言われ、予定額には足りないが時給を上げてもらって調整した。
あくまで残業が多いか少ないかは予測で話してきているので、自分が行った時に聞いていた状況に当てはまらない時もあるかも。
体験談のようにどうしてもお給料的に譲れないとか、残業が多すぎて体力的にきついという理由なら派遣会社に相談して対応してもらうのが◎。
寮の環境
意外にも寮タイプ(個室・相部屋など)や環境が聞いていた条件と違うことはリゾートバイトでよくある話の一つです。
- 個室と聞いていたのにシェアハウスだった(各自の部屋はあるけど共同生活)
- 館内寮と聞いていたのに、館内でない場所の寮だった(個室または相部屋)
- 一人部屋と聞いていたのに相部屋だった
スキー場のリゾートバイトで現在はスタッフ数が少ないから複数人部屋を一人部屋として使えると聞いていた。実際働き始めて1週間経つと同じ部屋に人が入ってきて相部屋になり、その後もう一人入ってきた。結果的に三人での相部屋。
人と関わるのは嫌いじゃないのと1ヶ月だけだったので、条件と違うことはわかりつつそのまま働いた。
体験談は1ヶ月だけだったのでまぁいいか、とそのまま働いていますが、寮は仕事以外で唯一休める場所です。長期で働く予定なら本当にここで数ヶ月働けるかな?とよく考えて厳しいかなと思ったら派遣会社に相談して対処してもらいましょう。
職種
職種が契約と違うことは少ない事例かもしれませんが、長期で働くとだんだんと最初のポジションとは違う仕事もする場合があります。
- レストランスタッフと聞いていたけど、時間帯によりフロントも兼務することになった
- ホールスタッフと聞いていたらキッチンになった
レストランのホールスタッフとしてスキー場のなかにあるレストランの一つに配属されることになった。しかし小さなお店だったこともあり、運ぶ前に盛り付けや仕上げを手伝っているうちにだんだんとキッチンの仕事もしていくようになり、最終的にシフトにもキッチンスタッフとして入ることになった。
仕事内容自体は嫌ではなかったので、ホールとキッチンを兼務しながら働いていた。
体験談のように小さな職場では兼務して仕事行うことも結構あります。どうしても希望の職種以外したくないのであれば、人がたくさんいる職場であればしっかり分業されているので、大きめのホテルなどを選ぶのがおすすめです。
食事の内容・支給回数
食事は明確に契約書に記載がない分、細かいところで違いが出やすいです。食事代が関係することは契約書に記載があるが、食事内容までは書いていないことがほとんど。
- バイキングを食べられると聞いたら、日替わり弁当だった
- 昼夕の2食が出勤日と休日のどちらも支給と聞いていたら、出勤日だけだった
- 無料と聞いていたのに有料だった
リゾートバイト中はなるべく稼いだお金を使いたくなかったので、寮も食事も無料の場所を選んだ。実際に食事は毎食無料だったが、勤務先の人に「休日だけは1食350円かかります」と説明され、月に4000円〜5000円の出費が出ることがわかった。
全く条件が違うわけではなかったが、なるべくこの出費もしたくない旨を派遣会社に相談。全額は無理だがかかった食事代の半額を支給しますと言われ、対応してもらった。
食事については体験談のようにお金が関わることであれば派遣会社も対応してくれる可能性アリ。休日は食事が出ないため自己負担で食事を用意する必要があるなども同じ。
まとめ
今回は事前に聞いていた条件が実際には違う場合について解説しました。あり得るパターンは以下のようなこと。
- 休日数が違う →週2と聞いていたけど週1しかない
- 勤務時間が違う →1日8時間と聞いていたのに1日6時間
- 残業が多い →ほぼなしと聞いていたのに毎日2時間ある
- 寮の環境が違う →館内寮と聞いていたのに片道バス20分の寮に案内された、個室寮と聞いていたのに相部屋だった、Wi-Fiが通っていると書いていたのになかった
- 食事の支給条件が違う →3食無料と聞いていたのに夜しか支給されない
- 食事の内容が違う →食堂で作りたてのものを用意されると聞いていたのに、弁当の支給だった
- 職種が違う →レストランスタッフと聞いていたのにフロントだった
- 職種を兼務させられる →二つの職種をこなす必要がある
最初にも書いたとおり、契約書に記載がないことは派遣会社に相談しても対応してもらえないかもしれません。しかし、お金に関わることや体調を崩す可能性があるような内容は対処してもらいやすいため相談するとよいでしょう。
また理論立てて、条件が違うとなぜ困るのかを説明できると理解してもらいやすくなったり、数ヶ月働くにあたって我慢できそうにない、と言えば派遣会社も考慮してくれる可能性は高いです。(スタッフにバックれられてしまうとすごく損害が出てしまうため。)
「あれも嫌、これも嫌」と言うとわがままな人と捉えられてしまうかもしれません。どうしても我慢できないこと、なにかに支障をきたしてしまう場合に派遣会社へ対処して欲しい旨を相談するようにしましょう。