今回の記事では、大学1年生の時にスキー場でリフト係の住み込みのリゾートバイトをした体験談をまとめていきます。
リゾバ先の探し方や、実際の仕事内容などを振り返っていくので、スキー場リゾバに興味がある人はぜひ読んでみてくださいね。
応募は12月で出遅れたものの、直接雇用で探してなんとかリゾートバイト先を確保!
大学1年生の時にスノーボードを始めた僕は、大学の春休みを利用してお金を稼ぎながらたくさん滑りたいと思い、スキー場でのリゾバを探すことにしました。
スキー場の仕事の探し方は、2種類あります。
- リゾートバイト系の求人を取り扱う派遣会社で探す
- スキー場の公式HPから探す
私は大学生なので、春休み期間(2月〜3月)の2ヶ月という短期での応募でした。
通常、スキー場のアルバイト求人は秋頃(10〜11月)から始まり、フルシーズン働ける方が優遇されます。
僕が求人を探し始めたのは12月。
短期の求人を12月から探すのは少し出遅れている部分があったため、派遣会社を利用せずに気になるスキー場の公式HPで採用情報を確認して募集中の求人を探しました。
僕が選んだエリアは長野県の白馬村で、募集中だったスキー場2社に直接応募して1社に受かりました。
応募から内定までは、WEB上のフォーマットで履歴書を作成して提出、書類審査後電話で合否連絡が来るという流れで、面接はありませんでした。
合否の連絡後に雇用契約の書類が郵送で届き、指示に従い記入、返送。
書類に問題なければ、入寮日と勤務開始日について電話で打ち合わせして事前準備は完了です。
決定した日時に合わせて現地に移動しました。
選び方のコツは、複数のスキー場があるエリアを選ぶこと!
スキー場リゾバの選び方のコツは、働くスキー場以外に、スキー場が複数あるエリアを選ぶことです。
スキー場でリゾートバイトしたい方の多くは、スキー・スノーボードをたくさん滑りたいと考えている方がほとんどですよね。だからこそ、このコツが重要です。
僕がいた白馬エリアだと、働いていたスキー場以外にも国内最大級の面積を誇る白馬八方尾根スキー場や、パウダースノーで有名な白馬コルチナスキー場などがあります。
ひとつのスキー場でずっと滑っていると、どうしても飽きてしまいがちです。
ということで、他のスキー場にも気軽に行けるエリアをオススメします。
ちなみに、リゾバイターであっても、会社に申請すれば同じエリア内にある他のスキー場のリフト券が従業員割引になる場合がありますよ!
この特典の有無も事前に調べておくと良いと思います。
白馬エリアだと、エリア内のスキー場であれば従業員割引で通常よりも安くリフト券が買えました。
それと、滑走用具を持っていない方は、現地で貸し出ししてくれる場合があります。
持っていない場合は事前に貸し出し可能かどうか確認し、必要に応じて足りない装備を揃えるようにするとお金を節約できると思います。
リゾートバイトのリフト係は体力勝負&寒かった
僕が応募したのはスキー場では定番のリフト係です。
スキー場のリゾバには、リフト以外にも厨房やインフォメーションセンターでの接客対応の仕事もあります。
でも、応募時にリフト係しかなかったのでリフト係になりました。
仕事内容は管理やサポートだけなので難しいことはない
リフト係は、主にリフトに乗るスキーヤー・スノーボーダーをサポートする仕事なので特に難しいことはありません。
具体的には、こんな感じの仕事内容でした。
- 乗車サポート
- 設備の運転管理
- 搭乗ゲートの監視
- 休憩
この4つのポジションをローテーションで回していきます。
リフト係の1日の流れ
リフト係の朝は早く、長時間労働でした。1日の流れをまとめていきます。
- 6時頃 起床・朝食・準備
- 6時45分 出勤・朝礼・オープン前準備
- 8時 順次リフトオープン
- 17時 業務終了
朝は6時前後に起床、朝食。仕事の準備をしてロープウェイ山麓ステーションに6時45分に集合して朝礼ミーティング。
そこからロープウェイで登り、配属先のリフト小屋に移動します。
オープンに向けた準備として、雪かき・誘導ロープ張り・乗車場所のコース作りをしました。
8時にゴンドラがオープンして、それに伴いゴンドラと連絡するリフトが動き始めるのでだいたい8時15分くらいからリフト係としての仕事が始まります。
片付けを含めて業務が終了するのは夕方17時頃でした。最後は滑走してベースエリアに降りて解散です。
実働時間は10時間で、とにかく体力仕事です。
リフト係は寒さに要注意!
リフト係は、寒いのが苦手な人には体力的に大変かと思います。
というのも、標高の高いリフト小屋だとマイナス10度の場合もあるからです。すごく寒いですよね
幸い、僕が配属されたリフト小屋は中腹エリアだったので、そこまで寒くありませんでした。
でも、同僚で九州出身の人は働き始めた当初は寒さに慣れるまでかなりきつかったと言っていましたね。
リゾートバイト先の社員寮の生活は充実!お金も全然使わなくて済んだ
僕は社員寮に住み込みで生活して働きました。
寮費・光熱費・3食は無料で、実費になるのは休日の昼食ぐらいです。
そのため、外食等での飲み食いや買い物を頻繁にしない限り、ほとんどお金は使いません
僕は2ヶ月働いて使用したお金は総額で1万円ほどで、内訳はこんな感じです。
- 他のスキー場に滑りに行くときの交通費やリフト券代
- 休日のゲレンデレストランでの昼食代
働いているスキー場では無料で滑れて、レストランも従業員割で食べれました。
社員寮は男性と女性で建屋が分かれていて、男性寮の部屋は5〜6人の共同部屋でした。
内装や設備はそこまで古くなかったです。乾燥室があり、ブーツや用具等はしっかり乾燥できます。
お風呂は大浴場がありましたし、洗濯機と乾燥機もちゃんとありました。
石鹸やシャンプー、洗濯洗剤は自前で準備が必要でしたが、設備が揃っていたので満足でした。
食事は食堂で摂りました。提供時間が決まっている為、外出等で時間内に食事ができない場合は、キャンセルの連絡をする必要がありました。
寮ではリゾバ仲間と交流できました。大学生がかなり多かったです。
他にはプロを目指して活動している方や、夏はビーチリゾート・冬はスキー場とリゾートバイトをはしごしている方など色々な方がいました。
休日はひたすらスノボして過ごした
休日のほとんどは、スノーボードを上達させたかったのでほとんど滑っていました。
1人で滑る時もあれば、仲良くなった方と一緒に滑ったりとかなり充実していましたね。
スノボ上達のコツ
上達するコツとしては、経験数が長く上手な方と仲良くなって積極的に一緒に滑ることですね。
私は、スノーボードが好きで8年近く滑っている先輩とよく滑っていました。
その先輩に滑りをチェックしてもらい指導を受けたので、バイトする前と比べてかなり上達したと思います。
また、その先輩は車を持っていたので、白馬エリア内の他のスキー場にも連れてもらったりしていました。
滑りに行かない日は、寝るか観光
滑りに行かない時は、お昼まで寝ているか白馬村の観光でした。
白馬村は北アルプスの景観が本当に素晴らしく、特に朝日に照らされて輝く山々の景色はすごく感動します。
ちなみに、白馬村やスキー場のあるエリアは都市部のような娯楽はあまりないので、人によっては退屈してしまうかもしれませんね。
リゾートバイトの給料は低めだったものの、3食付きで滑り放題だったからコスパは◎
今回のリゾバは日給が平日6,800円、休日と祝日は手当がついて日給7,000円でした。
働くスキー場にもよりますが、地方なので時給単価は都心と比較してどうしても落ちてしまいます。
しかもこれはリフト係のお給料なので、厨房やインフォメーションセンターと比べると少し安かったと思われます。
勤務体制はシフト制で週休2日なので、月の労働日数は20日〜22日、月給は14万円前後となります。
とはいえ、2ヶ月で約1万円ほどしか使わなかったのでお給料のほとんどを貯金できました。
貯金額は総額28万円ほどです。
寮費・光熱費・3食が無料で休日は滑り放題と考えると、そこまで悪い条件ではないと感じました。
リゾートバイトでは、普通のバイトとは一味違う体験ができる
リゾートバイトは、住み込みで働くので様々な年齢層の方との出会いがありました。
大学では同年代としか関わりがないからこそ、いろんな年齢の人とコミュニケーションが取れたのは良い勉強になったと感じています。
リゾバって、普通のアルバイトとはまた違う経験が得られるものですね。
休日もスノボし放題だったし、リゾバしてみてとても良かったです!